マツンの衝撃 何が言いたいか 変化を感じ取れ!
2012年 チェンジ EV元年 すべてが変わる
自動車の進化の歴史は、動力性能と環境性能の両立に挑む歴史
電車も変わった それどころではない EV「Electric Vehicle(えれくとりっく びーくる)電気自動車」戦国時代の幕開
中央線が好きだ 中央線の観える景色 夕焼篇 JRポスターギャラリーイベント 2010年に引退したオレンジ一色の中央線車両(201系)が走っている様子を、夕焼けを背景に武蔵境駅南口よりほど近くにある建物から撮影しました。どこだろう?
それにしても、東京周辺のJRの車両もずいぶん変わった。私が子供の頃は、
中央線 茶
山手線 緑
京浜東北線 青
総武線普通 黄色
どの電車も、全身がこれらの色に塗装された車両だった。シンプルでよかったと思う。いつの頃からか、基本はシルバーの車体で、側面にこれらのカラーの太い線が入っただけのものになった。今日見た中央線の車両もそういうコンセプトのデザインだ。京葉線の開業当時は、京浜東北線のお古の青い電車が走っていたものだ。その京葉線も20年を経て、オリジナルデザインの車両が多くなったが、今でも青い電車は見かける。
しかし、私などから見ると、昔の、例えば「緑の電車」と呼べる電車の方がよかったなあ、と思う。
ヨドバシカメラのCMソングだって、私が学生の頃から
「まーるい緑の山手線」って言ってたが、今ではそのままでは通用しなくなってしまった。それから、さだ(まさし)さんの「檸檬」。
この歌は、奇しくも今日行った御茶ノ水を舞台にしたものだが、
「快速電車の赤い色がそれとすれ違う」
「各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく」
という歌詩が出てくる。
マツンの衝撃 何が言いたいか 変化を感じ取れ!
66年間生きてきて、ドラマティックに変わったことがある。ちょっと考え、三つあげてみると、
鉄道の駅の改札・切符きりがいなくなった
レコード屋が突然姿を消した
テレビのチャンネルがなくなった
今度は産業構造そのものが変わる
「今は高出力を競う時代ではないでしょう。例えば燃料電池車で同じようなレースがあれば、すぐにでもトヨタ自動車さんと一緒に参入したい」。今号の編集長インタビューで、ホンダの伊東孝紳社長に、F1レースへの再参入の可能性を聞いたところ、こんな答えが返ってきました。自動車の進化の歴史は、動力性能と環境性能の両立に挑む歴史です。ただ、このところ、環境性能に対する要求の比重が高まっています。伊東さんはF1について「チャレンジするテーマとしては古典的な領域」とまで言い切りました。
レースはともかく、ビジネスの世界では、既に次世代エコカーを巡る熾烈な競争が始まっています。「石油の世紀」から「電池の世紀」へのパラダイムシフトは従来の業界秩序を崩し、今日の負け組が明日の勝ち組となる下克上の時代の到来を意味します。日本の自動車メーカーの中でEV(電気自動車)を先に発売したのは、ハイブリッドカーで出遅れた三菱自動車や日産自動車でした。今年はトヨタやホンダも参入します。航続距離や充電インフラの整備状況を踏まえれば、EVが世界中で本格的に普及するのはまだ先でしょう。しかし、「商売」という点では、EV産業は既に競争の渦中にあります。
商機をうかがうのは、自動車産業だけではありません。次世代エコカーを巡る電源争いには、化学、石油、鉄鋼、造船、住宅などの異業種から参入が相次いでいます。EV産業は日本経済の救世主になるのか。それとも電機業界と同じく、デジタル化で海外勢にシェアを奪われる端緒になるのか。EV戦国時代の幕開けです。 (日経ビジネス編集長 山川 龍雄)
マツンのとる
LEO君と早春の深大寺を歩いてみた。まだ、春らしいものは見つからない。4枚の写真で。


自動車の進化の歴史は、動力性能と環境性能の両立に挑む歴史
電車も変わった それどころではない EV「Electric Vehicle(えれくとりっく びーくる)電気自動車」戦国時代の幕開

それにしても、東京周辺のJRの車両もずいぶん変わった。私が子供の頃は、
中央線 茶
山手線 緑
京浜東北線 青
総武線普通 黄色
どの電車も、全身がこれらの色に塗装された車両だった。シンプルでよかったと思う。いつの頃からか、基本はシルバーの車体で、側面にこれらのカラーの太い線が入っただけのものになった。今日見た中央線の車両もそういうコンセプトのデザインだ。京葉線の開業当時は、京浜東北線のお古の青い電車が走っていたものだ。その京葉線も20年を経て、オリジナルデザインの車両が多くなったが、今でも青い電車は見かける。
しかし、私などから見ると、昔の、例えば「緑の電車」と呼べる電車の方がよかったなあ、と思う。
ヨドバシカメラのCMソングだって、私が学生の頃から
「まーるい緑の山手線」って言ってたが、今ではそのままでは通用しなくなってしまった。それから、さだ(まさし)さんの「檸檬」。
この歌は、奇しくも今日行った御茶ノ水を舞台にしたものだが、
「快速電車の赤い色がそれとすれ違う」
「各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく」
という歌詩が出てくる。
マツンの衝撃 何が言いたいか 変化を感じ取れ!
66年間生きてきて、ドラマティックに変わったことがある。ちょっと考え、三つあげてみると、
鉄道の駅の改札・切符きりがいなくなった
レコード屋が突然姿を消した
テレビのチャンネルがなくなった
今度は産業構造そのものが変わる
「今は高出力を競う時代ではないでしょう。例えば燃料電池車で同じようなレースがあれば、すぐにでもトヨタ自動車さんと一緒に参入したい」。今号の編集長インタビューで、ホンダの伊東孝紳社長に、F1レースへの再参入の可能性を聞いたところ、こんな答えが返ってきました。自動車の進化の歴史は、動力性能と環境性能の両立に挑む歴史です。ただ、このところ、環境性能に対する要求の比重が高まっています。伊東さんはF1について「チャレンジするテーマとしては古典的な領域」とまで言い切りました。
レースはともかく、ビジネスの世界では、既に次世代エコカーを巡る熾烈な競争が始まっています。「石油の世紀」から「電池の世紀」へのパラダイムシフトは従来の業界秩序を崩し、今日の負け組が明日の勝ち組となる下克上の時代の到来を意味します。日本の自動車メーカーの中でEV(電気自動車)を先に発売したのは、ハイブリッドカーで出遅れた三菱自動車や日産自動車でした。今年はトヨタやホンダも参入します。航続距離や充電インフラの整備状況を踏まえれば、EVが世界中で本格的に普及するのはまだ先でしょう。しかし、「商売」という点では、EV産業は既に競争の渦中にあります。
商機をうかがうのは、自動車産業だけではありません。次世代エコカーを巡る電源争いには、化学、石油、鉄鋼、造船、住宅などの異業種から参入が相次いでいます。EV産業は日本経済の救世主になるのか。それとも電機業界と同じく、デジタル化で海外勢にシェアを奪われる端緒になるのか。EV戦国時代の幕開けです。 (日経ビジネス編集長 山川 龍雄)
マツンのとる
LEO君と早春の深大寺を歩いてみた。まだ、春らしいものは見つからない。4枚の写真で。



